育児の中で保護者は子供にとってどのような立場であるべきなのでしょうか?
あるべき姿がわかれば立ち振る舞いもイメージしやすくなると思うので1つの指針として考えていこうと思います。
あるべき姿とは
あるべき姿。それは子供達にとって「リーダー」であるべきです。
「独裁者」でもなく、「見守るだけ」でもない。
「リーダー」として、家族のロールモデルになるべきです。
独裁者のようになんでも「〜しなさい」や「〜はしてはいけない」など頭ごなしに指示するだけでは、子供たちは自分の考えを持って行動できなくなってしまいます。
逆に何も言わずにただただ見守るだけでは、子供達もどのように進んでいいかわからず、道に迷ってしまうかもしれません。
「リーダー」として社会や家庭内ルールを守りロールモデルとして、人生のお手本を示せるようにしたいですね。
「家庭」ではなく「会社」で考える
例えば「子育て」を「家庭」という枠組みから外して「会社」としてイメージしてみます。自分自身を入社したての「新入社員」だと想定してください。
そこの会社には上司が2人います。
1人は「独裁者」のようになんでも頭ごなしに指示してくる上司。「あれをしろ!」「これはするな!」と理由も説明せずに指示してきます。もう1人はなにも言わずにただ黙って見てるだけの上司。新入社員として入社したあなたは仕事の右も左もわからず、今やっている仕事が良いものなのか悪いものなのかもわからない。
どうでしょう?この2人しかいない職場であなたは仕事を続けられますか?また、あなたのキャリアアップに繋がりますか?
どちらも答えは「NO」だと思います。
リーダーとしての立ち振る舞い
一方、部内で遂行中のプロジェクトに新しいリーダーとしてまた別の上司が配属されました。
その上司は自分自身が積極的にプロジェクトを進めていく中、さらに新入社員のあなたの育成まで考えています。
プロジェクトに携われる部分は積極的に体験させ、良いところは良いと褒め、良くないところはしっかりフィードバックして改善を図ります。
リーダー自身がプロジェクトチームのルールを守り、ルールがチームのメンバーにそぐわないのであれば話し合いルールも変更します。
どうでしょうか、このような上司のもとであれば働きやすい職場環境により、様々なことに積極的にチャレンジできるのではないでしょうか。
極端な話の例ではありますが、「子育て」においても概ね同じようなことが言えるのではないでしょうか。
身近にいる「良い上司」を観察する
会社等で自分自身が思う「良い上司」を見てみましょう。
その人の行動、言動で自分自身が嬉しかったことを思い出してみましょう。
その中に自分が親としての良い立ち振る舞いのヒントがあるのではないでしょうか。
今まで漠然としてた方も、今後意識して見てみてください。
何か新しい気づきがあるかと思います。
最後に
どうしても、「家庭」と「社会」は分けて考えてしまいがちですが、共通する部分は沢山あると思います。
なぜなら、「子育て」も結局「人」に対して行うものです。
自分が会社などでされて嫌だったことは家庭でもしない。嬉しかったことは家庭でもする。
難しく考えずに子供達の立場に立って考えればきっと上手くいくはずです。
あくまで理想論ではありますが、考え方の1つの指針になれば幸いです。